AGA対策の基本。5αリダクターゼを制御するには。

AGA対策には「5αリダクターゼの制御」が最も有効であり基本であると説明してきました。(AGAとは？発症のメカニズム)
ここでは、AGA対策の基礎である5αリダクターゼを制御する方法を説明していきます。

AGAは若ハゲの最大の敵でありながら、一般的な育毛剤やスカルプシャンプーだけでは治療が難しいと言われていますが、何故でしょうか。

その理由は、5αリダクターゼの制御には通常のシャンプーや育毛剤に配合出来ない専門治療薬がもっとも有効だからです。

また、AGAは血行状態や男性ホルモン(ジヒドロテストステロン(DHT))が関わる症状なので、本気で改善するためには生活習慣や栄養バランスを意識する努力も必要です。

下記に5αリダクターゼの制御に有効な栄養素と、AGA専門治療薬を紹介します。

手軽に摂取できる栄養素の中で、5αリダクターゼの制御効果が見込める栄養素は、次の２つです。
これらの栄養素は、AGAの発症前や進行が浅いAGAの場合に有効です。

1. 亜鉛 2. ノコギリヤシエキス

亜鉛やノコギリヤシエキスには、5αリダクターゼを制御する働きがあると言われています。

もし自分のハゲの原因がAGAだった場合、これらの栄養素が不足することで5αリダクターゼの制御が出来なくなり、男性ホルモンは脱毛ホルモンであるジヒドロテストステロン（DHT）に変化してしまう事になります。
つまり、さらなる薄毛の原因に繋がってしまう訳です。

特に亜鉛は滋養強壮としても使われる栄養素なので、男性に不足しがちな栄養素の１つです。薄毛やAGAの心配がある場合は、積極的に摂取した方がよい栄養です。

また、食生活が乱れている場合は、必須ビタミンやミネラルをバランス良く摂取すると効果的です。

体内からハゲの原因を改善する為の「髪に良い栄養」についてはこちらにまとめています。

ただし、進行してしまったAGAの場合は栄養補給や生活習慣の見直しだけでは対策が難しく、これらの栄養素はあくまでサポート的な役割と考え、メインのAGA対策として専門治療薬を使っていくことになります。

既に発症しているAGAや、進行してしまったAGAには専門治療薬が必要になります。

現段階でAGA治療に有効な薬はミノキシジル・フィナステリドの２つのみであり、他に有効なAGA治療薬はないので、本気でAGA治療を行う場合はこの２つの治療薬の知識は必須です。

1.フィナステリド(商品名：プロペシア)
2.ミノキシジル(5αリダクターゼ制御ではなく、発毛促進薬として)

この２つのAGA専門治療薬については「ミノキシジル・フィナステリドの役割と基礎知識」で役割や基礎知識について説明しています。

AGAの進行を抑えるには、多角的な育毛ケアが重要になります。

正しいスカルプケア+栄養バランス+血行促進+5αリダクターゼの制御を同時に行わなければいけません。

正しいスカルプケア+栄養バランス+血行促進に関しては、はじめは面倒ですが習慣にしてしまえば良いのです。

5αリダクターゼの制御については、自分の体質や薄毛の進行状態をチェックしながら栄養素や治療薬を使い分ける、又は併用していきます。

5αリダクターゼを制御するAGA治療薬、フィナステリドの飲み方・選び方については、こちらにまとめました。

自分がAGAか判断できない場合は、AGAを疑ったらチェックする症状とAGA検査の種類をご覧下さい。

■AGAの専門治療薬について知りたい。
NEXT　⇒　【AGA治療薬】ミノキシジル・フィナステリドの効果と違い

■AGAの発症メカニズムについて詳しく知りたい。
NEXT　⇒　AGAとは？AGAの原因と発症メカニズム

■AGAの症状をチェックしたい。
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AGA対策の基本。5αリダクターゼの制御