ミノキシジル・フィナステリドの効果と役割の違い。基礎知識
多くの若ハゲ・M字ハゲ・頭頂部ハゲの大敵であるAGA。改善には5αリダクターゼの制御が必要になるため、一般的な育毛剤やスカルプシャンプーだけでは改善が難しくなってきます。
現段階でAGA治療に有効な薬はミノキシジル・フィナステリドの2つのみ。
他に有効なAGA治療薬はないので、本気でAGA治療を行う場合はこの2つの治療薬の知識は必須です。
今回は、本格的に行うAGA対策として、ミノキシジルとフィナステリドの効果や役割の違いなど、AGA治療薬の基礎知識を紹介していきます。
AGA発症までの流れ
ミノキシジルやフィナステリドの働きを理解する前に、AGA発症のシステムを簡単におさらいします。
AGA(男性型脱毛症)発症の流れ
5αリダクターゼにより生み出された強力な脱毛ホルモン、ジヒドロテストステロン(DHT)が脱毛スイッチを入れてしまうことで発症。脱毛スイッチが入った毛根は、髪への栄養補給をストップしてしまうため、毛は本来の寿命より早く抜け落ちる。(5αリダクターゼって何?)
以上のことから、代表的なAGA治療の流れは次の2つになります。
AGA治療の流れ
・脱毛ホルモンを生み出す5αリダクターゼを制御し、新たな「脱毛スイッチ」を阻止。
・頭皮の血行・発毛を促進し、「脱毛スイッチ」が入ってしまった毛根を呼び起こす。
AGA治療薬、ミノキシジル・フィナステリド。効果の違いとは?
現在、AGA治療薬として有効なのが、ミノキシジル・フィナステリドの2つ。
病院や発毛クリニックなどでAGA治療を受けた場合も、ほぼこの2種類のどちらか又は両方が処方されます。
(違う商品名で処方される事はありますが、成分は一緒。)
ミノキシジル・フィナステリドの役割は下記のようになります。
■治療薬の効果と役割
・フィナステリド ⇒ 新たな脱毛スイッチが入るのを阻止する。(5αリダクターゼを制御する役割)
・ミノキシジル ⇒ 血行促進・血管拡張し毛根を呼び戻す。 (既に脱毛スイッチが入ってしまった毛根の再生)
つまり、2つの治療薬の違いをまとめると、フィナステリドは「これ以上ハゲを進行させない」ために飲む薬。
ミノキシジルは「既に進行したハゲ部分」への効果を期待して使用する薬です。
ミノキシジルとフィナステリド、どちらが効くの?
これは非常に難しい質問です。ミノキシジルとフィナステリドは役割が違うので、どちらが効く?というと正確な答えはないはずです。
ですが、発毛の効果を実感したい場合は、両方を併用しないと効果は実感できないでしょう。
■フィナステリドのみ使用 ⇒ 「ハゲの進行を食い止めている」が、発毛効果は低い。
■ミノキシジルのみ使用 ⇒ 「発毛促進はしている」が、ハゲのスイッチは止めていない。
AGA治療上級者たちの多くは、ミノキシジルとフィナステリドをセットで使用します。2つ合わせて「ミノフィナ」と略される程、AGA業界では定番の組み合わせです。
しかし、ミノキシジルやフィナステリドは高い効果の反面、使用には知識が必要です。
AGA治療薬の飲み方・選び方
自分はどうしたらよいのだろう?初心者向けの始め方は?副作用は?
それを理解するために、始めて使うミノキシジル・フィナステリドの使用法として、2つのケースを例に説明してみます。
具体的な使用例については「ミノキシジルとフィナステリドの組み合わせ例」で紹介しています。
[NR-08]ミノキシジル7%+アゼライク酸5%+αローション 1本// +エフペシア(F-Pecia)30錠// +ニナゾルシャンプー1本
AGA治療薬の個人購入が可能なサイト:オオサカ堂 / idrug store
次のステップ
■ミノキシジル・フィナステリドの具体的な使用法や組み合わせ例
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■ミノキシジルについてもっと詳しく知りたい。
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■フィナステリドについてもっと詳しく知りたい。
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■AGAの発症メカニズムについて詳しく知りたいなら。
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