【AGAの進行を抑える薬】フィナステリド(プロペシア)の効果と効き目がでるまでの期間
AGAの専門治療薬であるフィナステリドの効果や役割について。
フィナステリドとは、AGA(男性の若ハゲ・薄毛)の代表的治療薬であり、AGAの進行を抑えるために使用する薬です。
ここでは、フィナステリドの具体的な効果や、使用の際の心がまえの他、使用前に知っておいて欲しい基礎知識を紹介します。
フィナステリドはAGA治療薬として、プロペシア・フィンペシアという商品名で販売されています。(プロペシア販売例)
フィナステリドの効果と役割
AGAの対策としては、2つのアプローチが重要になります。
①脱毛ホルモンを生み出す5αリダクターゼを制御し、新たな「脱毛スイッチ」を阻止。
②頭皮の血行・発毛を促進し、「脱毛スイッチ」が入ってしまった毛根を呼び起こす。
もう一つのAGA治療薬であるミノキシジルは②の毛根再生として「進行したハゲ部分の再生」に有効であるのに対し、フィナステリドは①の「ハゲの進行を食い止める」ために使用する治療薬です。
まだそれほど進行していないAGAの場合、ハゲの進行を食い止めるフィナステリドの使用は未然の予防として非常に有効な手段となります。
既に進行しているAGA対策には、フィナステリド+ミノキシジルの併用が有効です。
初心者にお勧めのフィナステリド、ミノキシジルの使い方組み合わせ例は、下記で紹介しています。
⇒自分で始めるAGA治療薬。ミノキシジルとフィナステリドの使い方-組み合わせ例
フィナステリドの効果を実感するには時間がかかる
5αリダクターゼを制御し、脱毛スイッチが「オン」になることを抑えることでハゲの進行を抑えるフィナステリド。
では、フィナステリドを実際に使用した場合、どれ位の期間で脱毛予防効果を実感できるのでしょうか。
実は、フィナステリド単体で服用した場合、効果を実感するのに早くて3ヶ月。人によっては1年間程かかる事があります。
上記で述べたように、フィナステリドは「ハゲの進行を食い止める」ために使用する治療薬です。
つまり、フィナステリドは発毛・育毛に即効性があるわけではなく、長期的にハゲの進行を食い止めるの事が目的と理解して服用することが大切です。
フィナステリドの効果は、すぐに実感するものではなく、数ヶ月~1年経ち「そういえば、ハゲが進行していないな」という形で表れます。
一度進行したハゲ部分を再生するのは大変なことです。フィナステリドを用いて「ハゲ部分の進行を食い止めておく」というのは、非常に大切なAGA対策であり、大きな効果と言えます。
フィナステリドやミノキシジルのはじめ方や組み合わせ例は、こちらにまとめました。
フィナステリドは、効く人・効かない人がいる。
脱毛ホルモンを制御し、AGAの進行を抑えるのに有効なフィナステリドですが、この治療薬には「効果が出る人と効果が出ずらい人」が存在します。
フィナステリドの効果が実感できるかどうかは、その人の体質や遺伝子に依存してしまいます。
フィナステリド自体安い薬ではないので、心配な場合は病院や検査キットで遺伝子検査を行うと無駄な出費を抑えられます。
また、現在フィナステリドを使用中の場合でも、効果が実感できない場合はフィナステリドが効きづらい体質かもしれません。
遺伝子検査が行えるAGA検査の種類については「AGA検査の種類-自宅で検査vs病院で検査」にまとめたので、ご参考ください。
AGA治療薬の個人購入が可能なサイト:オオサカ堂 / idrug store
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